12-SELECT文⑩並び替え：order by

並び替えは複数条件記述できる！優先順位を意識しよう！

並び替えには、昇順（asc）と降順（desc）の二つがあります。対象となるカラムの型が何かを意識して、並び替えするようにしましょう。

また、複数の並び替え条件を「,（カンマ）」で区切り記述できます。その場合、上から並び替え優先順位が高くなります。

数字の場合

• 昇順：1,2,3,4,5,6,7,8,9
• 降順：9,8,7,6,5,4,3,2,1

アルファベットの場合

• 昇順：a,b,c,d,e,f,g,h
• 降順：h,g,f,e,d,c,b,a

カタカナの場合

• 昇順：ア,イ,ウ,エ,オ
• 降順：オ,エ,ウ,イ,ア

select * from [テーブル名] [別名]
 order by [別名].[カラム名] asc;

＜例題＞

• 学生マスタ（students_mst）からデータを取得すること。
• 抽出条件なし
• カラム：すべてのカラムを抽出すること。
• 並び替え
  • 学生ID（student_id）を昇順

select * from students_mst sm
 order by sm.student_id asc;

select * from [テーブル名] [別名]
 order by [別名].[カラム名] desc;

＜例題＞

• 学生マスタ（students_mst）からデータを取得すること。
• 抽出条件なし
• カラム：すべてのカラムを抽出すること。
• 並び替え
  • 学生ID（student_id）を降順

select * from students_mst sm
 order by sm.student_id desc;

select * from [テーブル名] [別名]
 order by [別名].[カラム名1] asc
,[別名].[カラム名2] desc;

＜例題＞

• 学生マスタ（students_mst）からデータを取得すること。
• 抽出条件なし
• カラム：すべてのカラムを抽出すること。
• 並び替え
  • 学科ID（department_id）を昇順
  • 学生名カナ（student_name_kana）を降順

select * from students_mst sm
 order by sm.department_id asc
,sm.student_name_kana desc;

＜例題＞

• 学生マスタ（students_mst）からデータを取得すること。
• 抽出条件
  • 学科ID（department_id）が〈3〉以上
  • 学科ID（department_id）が〈8〉未満
• カラム：すべてのカラムを抽出すること。
• 並び替え
  • 学科ID（department_id）を昇順
  • 学生名カナ（student_name_kana）を降順

select * from students_mst sm
 where sm.department_id >= 3
 and sm.department_id < 8
 order by sm.department_id asc
,sm.student_name_kana desc;

同じように見える数字でも、カラムの型によって、並び順が変わります。

1,3,2,111,12,10,11

• 数字型の並び替え
  1,2,3,10,11,12,111
• 文字型の並び替え
  1,10,11,111,12,2,3