ディスカッションとディベート

1つのテーマについて話し合う(ディスカッション)。
他の人の意見を聞き、自分との共通点、相違点を見つけ、より良いものへまとめ発表する。
通常、ディスカッションは議論のみだが、グループワークのため、成果物を残す。

【ディスカッション(議論)】
決められたテーマに対し、自由に意見を交わします。意見を交わすことが目的なので、2人以上いればディスカッションは成立します。

【ディベート(討論)】
決められたテーマに対し、「賛成か反対か」に分かれて討論をします。そして、最終的には傍観していた第三者がどちらが論理的か、説得力があったかを判断し勝敗を決めます。

 


 

▼重要なこと▼

  • どういった問題があるか、何が原因か考えることができるか。
  • 課題解決のために意見を出し合えるか。
  • 意見をまとめ、分かりやすく発表できるか。

 

▼ねらい▼

  • グループ内のコミュニケーションが高まる。
  • 自分の意見をまとめて伝えること、相手に納得してもらうように話すことができる。
  • 相手の意見との相違点を納得するまで話し合い、より良いものにまとめることができる。
  • リーダーシップ(全員からの意見を引き出す、本筋に戻すなどの力)がつく。

実践方法(1チーム4名:7チームの場合)

【インプット】

  1. 個人ワーク入力(10分)
    共有されたルシッドチャート(Lucidchart)を使用して自分の意見を入力し発表できるようにする。
  2. ディスカッション(20分)
    テーマについて、互いの意見を知る。1.で入力した自分の意見を伝え、相手の意見を聞く。相違の意見は納得いくまで話し合い、意見が割れた場合は、代替案や打開策を考えること。
  3. 結合(30分)
    意見をまとめる。発表できる資料を作成する。
  4. 練習時間(約10分)
    どのような順番で話すと分かりやすいかなど、構成含め発表練習する。「なぜ」こういう結論に至ったかという経緯を話せるようにする。

【アウトプット】

  1. 発表(約3分×7チーム)
    全員もしくは、リーダーが発表する。
  2. 評価
    発表後、自分達の発表についての評価をし、話し合う。改善点があれば次回以降に修正する。

重要ポイント

  1. ディスカッションなどグループワークをする際は、役割分担することが大切です。下記、役割例です。
    • 「ファシリテーター」
    • 「サブファシリテーター」
    • 「タイムキーパー」
    • 「デザイナー・エディター」
    • 「プレゼンター」(全員で発表してもOK)
  2. グループディスカッション発表のコツ
    • まずは結論から述べる。
    • 1人称を「わたしたち」にする。
    • 「なぜ」を明確に説明する。
    • 他のメンバーをさりげなく褒める。
    • 前向きな言葉で締める。