発散技法(自由連想・関連法)

世の中で問われている「問題」とは、生きていく中で、「現実は期待通りにはならないことがある」ということ。この「現実と期待の差」が「問題」となります。解決方法を導き出すために色々とアイディアを出し、解決の糸口にたどりつけます。
問題解決の手法は、4つに分けることができます。

【発散技法】【収束技法】【統合技法】【態度技法】です。
この中で、「発散技法」(事実やアイディアを思いつくための方法)を学びます。

「自由連想・関連法」といって、1つの言葉をきっかけに、連想する言葉をどんどん出していき、言葉同士を組み合わせることで、思いもつかなかったようなアイディアを生み出そうとします。

 


 

▼重要なこと▼

  • 問題を解決するための新しいアイディアを出すことができるか。
  • 自分の思ったことを言い合えるか。
  • 意見をまとめ、分かりやすく発表できるか。

 

▼ねらい▼

  • 発散技法とは何かを知る。
  • 自由連想・関連法で思いついたことを口に出せるようにする。
  • 関係のない単語同士からアイディアが出ることの面白さや難しさを知る。

 

▼演習▼
各チーム、口頭で連想ゲームをやってみよう。1999年に流行った【マジカルバナナ】を3分間実施。3分後の最後の連想が何で終了したか発表する。

実施方法(1チーム4名:7チームの場合)

【インプット】

  1. 実現可能な範囲のシステムを考えましょう。ワークシートを使用(下記資料欄)。テーマ(ビジネスプラン)は後からでもOKです。
  2. ワークシート作業(50分)
    ワークシートの説明。
    ①に単語を1つ入れます。その最初の単語から「マジカルバナナ」形式で、時計回りに一人ずつ連想される言葉をあげていく。20個~25個ほど出しましょう。
    ②は①と同様に連想した単語で埋めます。
    ③は①と②で出てきた言葉をくっつけてアイディアをさらに生み出します。7枠あるので埋めてください。
    ④ビジネスプランとともに、この完成アディアを固めていきましょう。
    (⑤発表する)
  3. 企画書にまとめる(20分)
    ルシッドチャート(Lucidchart)を使用して2.で出たアイディアをもとに企画書を作成する。
    *企画書の作成方法
  4. 練習時間(約10分)
    どのような順番で話すと分かりやすいかなど、構成含め発表練習する。

【アウトプット】

  1. 発表(約3分×7チーム)
    全員で発表する。
  2. 評価
    発表後、自分達の発表についての評価をし、話し合う。改善点があれば次回以降に修正する。