システム開発における4名の人物

4名の人物とは、「経営者」「情報システム部」「ユーザ」「ベンダ」です。

経営者の命令を受けて、情報システム部が中心となって開発業務を実施。
自社開発でなくベンダと呼ばれるシステム開発会社に委託。(自社開発する会社もある)完成したシステムを利用する部署(人)をユーザ。

SLCPとは?

ソフトウェアライフサイクルプロセス(ISO/IEC 12207)の略で、ソフトウェアの企画、要件定義、開発、運用、保守までの活動の流れを定義した国際規格です。その他、ソフトウェアを含む「システムライフサイクルプロセス(ISO/IEC 15288)」という規格もあります。

日本では、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構社会基盤センター)が主体となって「共通フレーム」という書籍を発行しています。

 

5つのプロセス

 

  1. 企画プロセス
    経営目標を達成するために、必要な要件を集め、計画を立てる。
  2. 要件定義プロセス
    開発において、実装すべき機能や性能を明確にする。
  3. 開発プロセス
    実際にシステムを作成する。
  4. 運用プロセス
    システムの本番への移行や、安定に稼働させる。
  5. 保守プロセス
    不具合の修正、アップデートなどを行う。

考えるためのフレームワーク「5W1H」

  1. When「いつ(時間)」
    日付・明日・いつからいつまで
  2. Where「どこで(場所)」
    実施場所・環境・空間(オンライン/オフライン)
  3. Who「だれが(主体)」
    ユーザー(利用者)・ターゲット・経営者
  4. What「なにを(目的・人・モノ)」
    具体的になにを・機能・イベント
  5. Why「なぜ(理由)」
    実施する理由
  6. How「どのように(手段・方法)
    メール・システム・開発するもので

※「5W1H」を「5WH」とし、「How much(いくらぐらい)」を入れることがあります。
※目的を明確にしたい場合は「Why」から考え始めるのが良い。