保守プロセスとは?

バグ発生?新しい機能?システムを安全により良く

本番環境で動かした際に見つかったバグ(不具合)や追加で新しい機能を追加することです。そのような本番稼働中のソフトウェアに対して修正・改良することを「ソフトウェア保守」といいます。

ソフトウェア保守企画4つのタイプ

  1. 是正保守
    ソフトウェアの引き渡し後に「発見された問題」を訂正するための修正。
  2. 予防保守
    ソフトウェアの引き渡し後の「潜在的な障害が運用障害になる前に発見」し、是正する修正。
  3. 適応保守
    ソフトウェアの引き渡し後、変化したまたは変化している「環境にあわせて使用できる」ように保ち続ける修正。
    OSなどのバージョンアップなどの対応など。
  4. 完全化保守
    ソフトウェアの引き渡し後、「性能または保守性を改善」するための修正。業務の改善など機能要件が変更になった場合の改良など。

よくある保守問題

  • 契約上の保守範囲
    受注者側では是正保守(納品後すぐに発見されたバグの修正)までと考えていたが、発注者側は完全化保守(機能拡張も含める)だと考えており、契約上の認識の違いによる保守範囲の問題発生。
  • 保守しづらいシステム開発
    「ドキュメントが作成されていない」「開発環境の構築が難しい」など、開発初期に計画していないことで、保守費がかかってしまう。